orangestarの雑記

小島アジコの漫画や日記や仕事情報など

シロクマ先生の『今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本』によせて

p-shirokuma.hatenadiary.com

シロクマ (id:p_shirokuma)先生の『今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本』

読んだ。とても{興味深かった/面白かった/他人の脳の中を覗いたような気がした}

年代が似ていて、世代的には同じような大量生産の文化を受けて育ったはずなのに(年代は2,3年ずれてるけれども)その生まれ育った地域や、環境や、来歴によって、また、本人の資質・器質によって、コアになるコンテンツ(というより世界の認識の仕方と処理の仕方)が変わってくるんだな、というのがわかって興味深い。翻って、自分自身を俯瞰してみることができた。自分は『物語』の人間なんだと。

自分の125の中に学術系(?)の本は入れていなかったのだけれども、(脳汁というのとはちょっと違う気がして)
入れるなら以下の本が入る。

こうしてラインナップしてみると、結局自分は『物語』として世界をとらえてるんだというのが、自分でよくわかった。

『人はなぜ人を食べたか』は一見センセーショナルに思えることでも、実際には現実的、合理的な理由があってそうなっているという、先入観で物事を判断するのはよくない、ということを教えてくれた本。

『人はなぜ迷信を信じるのか』は、人間の思い込み、ジンクス行動、迷信、認知のバグ、人に対する依存、占い、そういう人間が脳で勝手に作ってしまう{因果関係∈物語}を全部説明できるっていうすごい本。

『利己的な遺伝子』は、もう説明するのも恥ずかしいくらいの古典の名著なんですけれども、一見、非効率に見えるシステムも、要素を切り取って考えると全体的には合理的に動いている、ということと、この本の中で描かれているゲーム理論は物事を考えるうえで、その後とても参考になった。

『ヤバイ社会学』相撲の八百長を看過するのはヤバイ。人が死ぬ。



話は戻って、シロクマ先生の61本を読んで思ったこと。

自分が先に書いていて、こういうのもなんだけど、

『これは相当に恥ずかしい……』

自分の人生のコアになる部分を赤裸々に描くとは、人生そのものを裸で出してるようなものなんだな、と、他人が書いているのをみて思った。
人の脳の中に入って、その眼球から世界を覗いているみたいになって、とても、スリリングでした。
自分が物語の人間なら、シロクマ先生は、ゲームとコントロールの人間で、なるほど、ジェガンが好きな理由がわかったような気がしました。
人生と交わったコンテンツの記録を書いてるスキマスキマに出てくる生の人生の話*1が、まるで生の映画を見てるみたいでとてもステーションバーでした。
 
久しぶりにこういう生の人間の文章を読めてとても良かった。

*1:引きこもりだったとか、ミカドの話とか、小松基地の航空祭にいったこととか、研修医時代のこととか