乾巧の好感度が、最初とても好感度が低いのがいい。乾巧は仮面ライダー大戦とか、最近の映画に出てくるのでしかしらなかったので、なんか新鮮。昔はこんなキャラクターだったんだ。今も(仮面ライダー対戦とかで)あんまり変わらないけど。
それにしても、555はベルトが外れやすいって言われてるけれども、ぽんぽんぽんぽん本当に外れている。設定上、奪われたりというのが多いから仕方ないのかもしれないけれども、それにしても外れすぎだと思う。
あと、キャラクターが多くて、場面転換もおおくて、結構ちゃんとみてないとすぐなにが起こってるのかわかんなくなる。あと、それぞれの登場人物がそれぞれ本人のもっている理由で動いていて、正義の味方とか、大義の為に動いていない、むしろオルフェノク側の方が、大義とか目的をもって動いている感じ、主人公の好感度が低い。あと、ものを盗まれ過ぎ。もっと警戒しろ。
可哀想な側とか弱い側に敵がいたりして、なんていうか、この頃の仮面ライダーはあんまり子ども向けではないような感じだったんだな、って思った。
ファイズの暗闇で光るギミックがすごいスキ。
主人公たちが結構ちゃんと働いているんだよなって思う。そこそこでバイトしたり、働いたり。働きながら会話するシーンが多くて、そういう仮面ライダーってあんまりみたことがなかったので新鮮。
生きていく、っていうこと。それに必要なことをちゃんと描いていって、だからそういう当たり前の生活から外れていってしまった人間(オルフェノク)が際立つのかな、って思った。
いま、10話近くまで見ているんだけれども、登場人物が、ちゃんと生きている、というかストックキャラクターな人間もいるんだけれども、ちゃんと生きている感じがしていい。それは役者の演技によるところが大きいんだろうと思う。海堂直也が、バカで素直で単純で、人が良くて、頭が悪くてとても好き。最初、やっほー人じゃなくなったぜー復讐してやるぜーってなったけれども、後輩のギターの指導をしているうちに、改心して(というかたぶん馬鹿らしくなって)復讐をやめるエピソードがとてもいい。その後、ギターを捨てるところとか。すごい複雑。
そう、海堂直也ってバカで単純だけれども、彼の行動ってすごい複雑なんだよな。主義主張、生き方の理由、そういうバックグラウンドがギターを捨てた時点で清算されてしまっているから、しがらみがない。他の、オルフェノクの側の人間や、カイザドライバーまわりはどうしようもないしがらみで生きているけれども、彼だけが、自由だし、だから、こんなに彼が魅力的なのかも。
あと、オートバジンがいいやつすぎてつらい。お前誰だよ。中身にひと入ってるんじゃないのか?って思う。
あと、オルフェノクの全員灰色でディテールがとても細かいのは、デザイン的に好みなんだけれども、子どもとか、これ、区別つかなくなるんじゃないのか?っておもった。色分けとかしてくれるか、もっと全体のシルエットで差異化されてるとわかりやすいのに、と思った。クロコダイルのオルフェノクと、なんか似たような感じのが、近い話数で出てくるんだけれども、ちょっと混乱してしまった。ホースオルフェノクはデザインが分かりやすくていいです。
まだまだ、先が長いけど。結構面白い。仮面ライダーシリーズって、お話が結構ややこしかったりするので、続けてみるのに向いてる(というか毎回見ていると話が分からなくなりそう)なのだと思った。

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