orangestarの雑記

小島アジコの漫画や日記や仕事情報など

ガンキャノン大好き

ガンキャノン砲も好き、京都府みたいで。


ということで、ガンキャノンガンキャノン、ってロボットに持たされた概念がとても好きなんですよ。
ガンキャノン、当時のロボットアニメを取り巻く状況を実際には知らないので、当時のロボットアニメを取り巻いていた間接的な情報をもとに推測した仮定に、さらに仮定を重ねた話になるんですが。


ガンキャノンの遺伝子はどこからやってきたのか

ガンダム、とは当時どういうアニメだったのか、という話。当時、ロボットっていうのは、ボルテスVとか、スーパーなロボットが人間以外の侵略者と、スーパーな感じで戦う、っていうようなものが殆どで、そんななか、人間同士が戦車みたいな戦争の兵器、戦闘機としての“巨大ロボット”に載って戦うっていうのが新機軸でした。一品モノではなく、量産型のロボットがたくさんでてくる。そこらへんも新機軸だと聞いています。敵のロボットは、モンスターではなく、(その名残としてサイクロプス眼をしていますが)量産型の兵器としてデザインされていました。カラーリングとか、ネイビーカラーをしてますし。一人真っ赤なのに載ってる人がいますけど。


そんななか、主人公側のロボットは、“おもちゃの販売アニメ”としての側面から、折衷案的なデザインをされます。白、赤、青、黄色、という子どもが好きな原色で塗られたカラーリング、お腹が割れて合体するというシステム、他のロボットと入れ替え交換できるというギミック、Gブル。
ゲッターロボ以降の、三体の陸海空のバリエーションをもったロボットが、タンクから変形したり、飛行機に変形したり、という、おもちゃロボットからの呪縛から逃れることは出来なかった。(というより、それさえ満たしてればなにをしてもよかった、といった方が正確かも)


で、スーパーロボットのバリエーションとして、ガンダムガンキャノンガンタンク、が産まれたわけなんですけれども。ガンタンクは、地面を這うタイプの戦車ロボで、キャタピラーもちです。男の子はみんなキャタピラーが大好きですからね。火力も持ってますしね。


で、ガンキャノンですけれども、中途半端なんですね。


支援タイプのモビルスーツなんですけれども、火力と機動性を持ってるから、実際、普通の先頭になったら、結構活躍するはずなんですけれども、ロボットアニメってロボット同士のチャンバラとプロレスが見せ場だから、肩ののった二つの砲は活躍する出番があまりなくて、なんか、中途半端で使えないイメージの主役兵器になってしまっていたわけです。頑張れカイシデン。


で、そのまんま、ガンキャノン的な主役ロボット、というのは、長い間、ガンダム世界に登場しなかったのですが、そういう概念(に近いロボット)が登場するのが、ガンダムWガンダムヘビーアームズです。実弾兵器をどっさり積んだ歩く武器庫みたいなモビルスーツ。支援側で敵にいたらたぶんすごい嫌な感じの敵ですね。実際はそういう運用はされずほとんど、単体で突っ込んでいって、火力を一気に使い切ったらあとはナイフで切り込むっていう、ヤクザみたいな戦い方しかしてませんでしたが。ただ、かっこよかったです。重火器モビルスーツというのは作りこむとかっこよくなるんですね。良い。


で、ガンダムがたくさん出てくるガンダムに置いてのバリエーションとしての、“重火器に特化した主役メカ”という概念がガンダムに戻ってくるわけです。ここから。


ガンダムSEEDでは、バスターガンダムという遠距離支援型のスナイパー型のガンダムが登場しました。なぜかパイロットは近距離で殴り合うのが好きみたいで、そのモビルスーツの特性を生かし切れてませんでしたけれおども。


ガンダム00では、やっと、遠距離支援型のガンダムデュナメスが大活躍ですね!よかった。機体の性質と性能を生かした戦いというのがしびれるのでとても良かったです。


で、オルフェンズでは、フラウロスが遠隔攻撃の性能を十分に使った活躍をしてたので、というかフラウロス、近距離の接近戦での活躍があんまりなかった。フラウロスはとても良かったですね。サブガンダムであり、モビルスーツとしてのキャラ立てがものすごかった。フラウロスはフラウロスにしかできない仕事をしていた。


つー感じで、サブガンダムで、遠隔、スナイプ系のモビルスーツってすごいかっこいい、って思うんですよ、もう個人的な趣味趣向ですけれども。言わずもがな、UCのザクスナイパーもとても好きです。ロートルの期待というのがまたたまらないですね。ゴールデンカムイでも、尾形百之助がいいですね。木とかにナイフを刺して、銃身を固定してスナイプするとかたまらなく好きです。



そういう感じで、機能特化したモビルスーツが、その機能を生かした演出をされるアニメがとても好きです。ガンタンク……さんもいつかそんな感じで活躍できるといいですね……?


あと、最近、初めて知ったのですが、盾を地面に突き刺して、その上に砲身をおいて砲撃する打ち方を輝き撃ちというと知りました。そして、それが実は間違いだということも…。


ガンダムは奥が深いです……。