演劇をやってた時に、少ない人数でどうやって舞台を回せるのかってことを考えてた。やっぱり行きつく先が、二人芝居、場面固定の、「スジナシ」で旨く行ったときみたいな台本になるんだけど、実際、そんなに時間稼げない。1時間2人で一つの空間を持たせるのって難しい、というか無理。というので考えた企画。
- 登場人物
- 記憶喪失の青年。彼が目を覚ますところから始まる。彼は脳に障害を負っていて1日しか記憶が続かない(とメイドから告げられる)
- メイド。だけどメイドだけでなく、看護婦であり、妹であり、時間管理局の人間であり、ロボットを作った博士であり、ロボットでもあり、ロボットの持ち主でもある。老人ホームの介護でもある。
- 構成
- いくつかの2人芝居、で物語は始まる。共通しているのは、記憶喪失の青年が、目を覚まし、自分に記憶がない、ということに気づくところから始まる。
- 基本構成は最初に“看護婦”から。記憶がない→看護婦がきて、「あなたは起きて寝たら記憶が無くなる病気にかかってる」と告げる。これを一番最後にもってきてもいいし、その役割は“妹”でも、なんでもいい。
- それぞれ10分くらいの短いエチュードみたいな芝居の繋がりでお話しを作る。
- 記憶がないところに“女の子”が勝手な設定を持ってきて物語を作る。
- 例:人造人間誕生:男の子、が目が覚めた後「成功した!ついに成功したぞ!!!」って叫んで女の子が男の子を人造人間として扱う。
- 観てる人には大枠で、「治療不可能な病気にかかった男の子を、その親しい女の子が看護してるけどその病気の特性を利用して毎日遊んでる」っていう雰囲気。絶望と、なんかよくわかんない、一日の楽しさと、そういう、終わらない事が絶望の日常のお話し。
っていうのを大枠で考えた。細かいエピソードはいくつか考えたけど、実装する余裕もツテもないし。それぞれ10分くらいの話を、いろんな作家さんが描いて、それを舞台でやっても面白いかも。誰かしませんか?