orangestarの雑記

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これさえすればうまくいく!というのをやってみて大体うまくいかない理由(下書き)

アンナカレーニナに、

すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である。

という言葉があるけれども、これは、他のことにも大体いえる。



すべての仕事が早い人は互いに似ている。仕事の遅い人はそれぞれの仕方で仕事が遅い。

すべての成功するプロジェクトは互いに似ている。破綻するプロジェクトはそれぞれの仕方で破綻する。

すべてのコニュニケーション能力が高い人は互いに似ている。非コミュはそれぞれの仕方で非コミュである。

すべての面白い映画は互いに似ている。つまらない映画はそれぞれの仕方でつまらない。

すべての要領のいい人間は互いに似ている。不器用な人間はそれぞれの仕方で不器用である。

成功しているはてなブロガーは互いに似ている。しっぱいブロガーはそれぞれの仕方で悲しい。



他、適当に言葉を言い換えて入れてください。ブクマとかで。
つまり、どういう事かというと、“うまくいく状態”っていうのは、“うまくいく状態”になるために必要な要素が100個くらいあって、それが全部フルセットでそろっている状態。で、それが一つでも欠けていたり、極端に足りなかったりすると途端に“うまくいかない状態”になる。だから、“うまくいく状態”というのは全部似通っているし、“ダメダメ状態”っていうのは、その状態が上手くいくのに必要な条件の数だけ、様々な理由で失敗している。



必要なのはチェックリストと100通りの処方箋。
または、足りない部分を外部化できるシステム。
これさえやればうまくいく!なぜならば自分はうまくいった!って言ってる人は、その足りない最後のピースがたまたまそれだったにすぎなくって、物事全般に通用することではない。(ただそれが物事がうまく運ぶために必要なピースであることは間違いないので、そのやり方を真似してうまくいく人はそれなりにいるだろう。そういう意味でいうと有用なアドバイスではある)