
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/01/21
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4章のアメリカの刑務所の現状がカイジの地下強制労働場以下で驚愕した。(主に民間刑務所)
軽犯罪で捕まると、その瞬間にローンが課され、刑務所に収容されると1日ごとにその生活費、食事代が請求され、それを返す為には労働をしないといけないけど一番割のいい労働でも月に1万程度で、それ以外はカイジ地下帝国以上の低賃金重労働で歯磨き粉を買う為に50日働き続けないとという労働地獄。
刑務所に1年半入って出てきたら、借金と、その利子とかで200万の借金が背負わされ、それ、どうやっても返せないし、借金がそれだけあるとどこも雇ってもらえないし、結局菓子パンを万引きして、また刑務所に入る。で、スリーアウト制っていう3回刑務所に入ると問答無用で終身刑っていう制度があるから、カイジ以下の奴隷の出来上がりっていう、すごい仕組み。
娑婆は地獄で、こういうのが普通になると、カイジとかファンタジーで楽しめなくなるし、現実が架空のディストピアを追い越すのはもういい加減にして欲しいと思った。日本でも、ごにょごにょとかな。

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