アイビズペイント(ibispaint)の自動色塗りが便利で楽しい
先日、ibispaitに人工知能による自動色塗り機能が追加されました。
というわけで、ibispintで遊んでみました。体験談。
そもそもアイビズペイント(ibispaint)ってなに?
ibisPaint - Draw and Paint App
ibispaintというのは、スマートフォン、タブレット向けに提供されているお絵かきアプリで、無料版と有料版があります。有料版は無料版よりもちょっとだけ高性能ですが、無料版でも十分すぎるほどの機能が入っています。
このibispaint、ものすごい高性能で、絵を描く、ということに関しては、PC向けに提供されているそこらへんの有料アプリよりも高性能なくらい。レイヤわけ、色塗り、たいていのことはできますし、ブラシとペンの種類もたくさん。漫画を描くためのコマ割りをする機能もあります。ある程度大きなサイズのタブレットを使ってる人なら普通にこれでフルデジタルの漫画が描けてしまいます。スマホなど指で作業するのに特化するために、指で拡大、回転ができたり、こまごまとしたところでユーザーインターフェイスが工夫されています。
自分はアナログ人間なので、遊んで使うだけですが、それでも、いろんなことができる。すごい。twitterに投稿してる漫画などは、アナログで描いたイラストをこのアプリで取り込んで、簡単なベタを塗ったものを上げています。スキャナー、パソコンのお絵かきソフトを立ち上げるよりも楽だし、簡単ですので。
で、そんな、ibispaintに、自動色塗り、の機能が追加されました。
自動色塗りとは
自動色塗りっていうのは、イラストを人工知能が判断して、勝手に色を塗ってくれるというもので、PaintsChainer -線画自動着色サービス-などが有名です。一時期、自分のtwitterのタイムラインにも結構それで色を塗った画像が流れてきてました。
で、今回、その自動色塗りの機能が。ibispaintに実装されたので試してみました。
使い方は、とりあえず線画を用意たあと、機能を選択する窓から“フィルター”を選んで下のほうにある「人工知能-自動色塗り」を選ぶだけ。白黒の線画に、人工知能が勝手に色を塗ってくれます。クラウドで処理をしているらしく、ネットがつながっていないところでは使えません。
で、試しにやってみたものの実例
↓
肌色は大体肌色に塗ってくれるみたい。なんかボディースーツっぽくなりました。
↓
こちらは、水彩風のふんわりとした仕上がりに。
自分で塗るのよりも断然いいので、なんというか、自分が頑張るか、人工知能にもっと頑張ってもらって、人間が仕事をしなくてもいいようになればいいと思います。
漫画も試してみました
↓
全然ダメでした。
細かく小回りされていたり、人間が途中で切れていたりするものは、人工知能には判断しにくいみたいです。
ここらへん、次の課題だと思います。
また、一回自動で色を塗った後に、(ここらへんは大体こんな色で塗ってほしかったのに…)というのを指定すると、その通りに塗りなおしてくれます。すごい!
色を置いたところと加工後
(上側にnissanの広告が出てるのは、フリー版は広告によって収益を出ているからです。)
実際に作品や仕事で使うには、まだまだ難しいところもあります。
しかし、ブログなどで白黒イラストに(華やかさを出すために)なんとなく色を塗りたい、などの用途で使うには実際に十分すぎる機能じゃないかな、と思いました。
パソコン版はなく、スマホ向けのサービスなので、iphoneかアンドロイドでしか使えません。こういうお絵かきソフトが、スマホ向け専用でリリースされる時代になったんだなあと思いました。
そういえば、パソコンのキーボードを打てない若者が増えている…というような記事が以前、日経とかそこらへんの新聞に載っていて、そういうことって実際にあるのかな?って半信半疑で思っていたのですが、これだけスマホでなんでもできるようになると、あり得る話だと思うようになりました。
とにかく、ibispaint、面白くて楽しいです。ぜひ入れて遊んでみてください。
ibisPaint - Draw and Paint App

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