orangestarの雑記

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AIはいつ(素人の書く小説の)読者になってくれるのか

どうしてみんな、文学に関して、作者がAIに取って代わられることばかり心配して、読者がAIに取って代わられることを懸念しないのか? 現在、猛然と進んでいるのは、むしろ「読む」という行為をAIが代替して、人間が自分で読まずに要約を受け取るような状況。影響力の規模的には、こちらの方が恐らく深刻だろう。本好きは勿論、自分で読み続けるだろうが、『魔の山』とか、一番読んでいるのは、今や人間ではなくAIではないか。

言ってることとはちょっと違うのだけれども(AIに要約ばっかさせてないで自分で本を読めよ)っていう話

ただ、それとは別に
【読者がAIに取って代わられる】
という言葉にひっかかったのでちょっと書く

世の中に小説投稿サイトは今星の数ほどある
そして書いてる人も星の数ほどいる
しかし、その書いている人に比べて、読んでくれる人の数が圧倒的に足りていない
小説投稿サイトに投稿される小説の殆どが殆ど読んでもらえない
10PVつけばよいくらいで、1,2PVくらいで終わってしまうものがその小説投稿サイトに投稿される小説の殆どを占めている


kakuyomu.jp


こちら、自分がカクヨムで書いた小説なのですけれども、ほぼ1カ月まるまるかけて書いた13万字くらいの小説になるのですが、そしてそれなりに自信はあったのですが、感想まで読んでくれたのがたったの3人ほどです(その3人の方には本当にありがたいと思っています)
1カ月、時間を捻出して、ああでもないこうでもないと構成を練って、苦心して生み出した作品が3PVです。そして、これは自分だけではなくて投稿される小説の殆どが結構こんな状態です

物書きに対して読む人が圧倒的に少ない

人間が読んでくれないならAIが読者になって読んでくれたらいいのにと思うけれども、AIは小説を読んでくれない

ところでAIに小説を読ませて感想をもらう、ということができます
でも、面白いか面白くないか、どこが構造的におかしいか、どこが弱点かとかそういう話をしても、そのAI自身にとって面白いかどうかの話はしてくれないんですよね。だってAIには人生経験が無いから
人間と共通した人生経験がないので、物語を読んでも面白いとか面白くないとか思う価値観が無い

最近はAIが小説を書きます
そしてそれをみんなが面白いという

でも、小説を書く人間はもうすでにたくさんいるんです

必要なのは読んでくれる人間なんです
読んでくれるならもうAIでもいい

でもAIはまだ小説が読めないんです




AIが小説を読めるようになるのは、AIがもっと人間社会に浸透して、人間と共に行動して個別のAIがそれぞれに自我をもって固有の体験をして、個別の成長をするようになった時、やっと、人間の書いた小説に対して感想を言ってくれるような気がします、が

その頃はAIがAIのためにかいた小説もたくさん書かれるようになって、そして、AIにとってはそっちの方が(共感できる部分が多いので)面白いのでしょうね、という未来予測が簡単に立って

やっぱり僕の書いた小説は読まれないのです

お終い