「天空の城ラピュタ」に出てくる天空の城ラピュタ。その場所がどこにあるのかはみんな一回は考えたことがあると思います。あるよね?たぶんあると思う。あるよきっと。そして挫折したよね。
天空の城ラピュタの世界は架空の世界ですけれども、
- ラーマ・ヤーナ
- インドラの矢
- ゴンドア
- ゴリアテ(聖書に出てくる巨人の名前に由来)
- ソドムとゴモラ(聖書に出てくる悪徳の町)
- ガリバー旅行記
など、リアル世界の単語が出てきますし、完全の異世界というわけではありません。ジャガイモが出てきても全然おかしくない。
パズーの生活の様子や炭鉱から、19世紀末のイギリスウェールズを舞台にしたifの地球の19世紀末のお話です。
じゃあ、ラピュタだってあるんじゃないの?具体的な場所を想定できるんじゃないの?って思って、地図を広げて、作中の方位を示す言葉から、そして飛行船の巡航速度から大体の場所を割り出したりしたと思う。
…そして絶望したと思う。
作中で示されているラピュタの位置は、海軍基地から東へ、飛行船で丸一日移動した距離。大体2000キロくらい。その場所を地図におとすと。
陸地。
ああ…、ラピュタは、本当は無かったんだ…。お父さんは嘘つきだったんだ……。そう思ってた頃が自分にもありました。
しかし。
ラピュタの作中で、地名と方角が述べられている場所がもう一つあります。
それは、シータの故郷のゴンドアの谷。その場所、方角に対してパズーが「ずっと北の方の山奥だね」って言っています。
ゴンドアはインド中央北部の地域名でデカン高原のあたりです。しかし、パズーの住んでいるイギリスからすると、北どころかずっと南東の方角です。おかしい……。
ゴンドアというのは、インドのデカン高原ではなく、このパズーのいる世界にだけ存在する架空の場所である、と考えることもできます、でも、イギリスのウェールズから、ずーっと北の方って……北極…?
それに、ムスカの特務機関の(おそらく)元ネタからいって、インドあたりで色々そういう伝承や遺跡を調査していると思うんですよね。
ムスカのセリフに総統閣下といわれる人物がでてきます。
この総統閣下と言われている人物はおそらくヒトラーをモデルにしています。
ヒトラーがオカルトに傾倒していたのは有名な話で、インドやそこら辺の伝承にあるシャンバラの調査に人を派遣していたことはオカルト界では有名です。だからゴンドアの谷はインドにあるはずなんです。
でもその場所はウェールズからずっと北の方。
ここで発想の転換です。
地図も、説明もあっている。
ただ、「この世界の方位」だけが違う。
こう考えるといろいろなことのつじつまを合わせることができるようになります。地球儀は同じままで、ただ、地軸がずれている。
こうやって、ゴンドアがずーっと北に来るように調整して
こうじゃ!
こうすると、ラピュタ想定位置が丁度海の上になり、また、ゴンドアの谷も、パズーの住んでいるところから、ず-っと北の方になります。
良かった!ラピュタは本当にあったんだ!
ちなみに、そこらへんの場所をgoogle mapで調べると、小島がいくつかあります。サハラ沖。
https://www.google.co.jp/maps/@31.6336419,-16.8292018,6z
オカルト的にはアトランティス大陸の名残とか言われているところやね。