閉鎖的な雪深い田舎町と、都会から来た女の子。そしてそこに出る小さな悪意の目と。そういう話。
そのミスミソウが、amazon_kindleで無茶苦茶安くなってるので、是非読んでみてくださいよおすすめ。イヤ系の話が好きな人にはお勧め。
田舎の町、そこで生まれて生きている人間は実際ずっとその町で生きて、暮らして、その町から出ずに一生死んでいく。でも、“都会”というものに対して憧れとか、妬みとか、そういうものがあって、それに対しての、なんか色々。(id:p_shirokuma)先生の郊外論とかそういうのにちょっとだけ近いのかもしれない。
名古屋の知り合いの話だけれども、その人も、高校生の頃、名古屋の田舎で煮詰まっていて、高校の学校の前に通っている国道を見ながら、「この道をまっすぐ行けば、どこか遠くに行けるかもしれない」と思っていたらしい。
田舎、という属性にはそういう要素があるのだけれども、それに加えて、“雪深さ”という属性が、“そこからお前たちは出ることができない”という要素を付加して、なんていうか、とてもつらくなる。良いよ。
そういう感じの冷たい炎の話を見たい人には本当におすすめ。グロあり注意。
kindleで合わせ買いで今のところは217円。
ネタバレ感想
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家焼きがあります。
村焼きがある作品は名作だけど、家焼きがある作品も名作。