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実録・月80時間残業したらその後こうなる

残業80時間というのは、過労死ラインとよばれ、労働災害(労災)と認められる基準になります。あくまでも、基準であり、認められるかどうかはそれぞれの仕事の仕方、状態によります。
詳しくは、wikipediaの記事、厚生労働省の脳・心臓疾患の労災認定 -「過労死」 - 厚生労働省のページをご確認ください。


過労死ライン - Wikipedia

脳・心臓疾患の労災認定 -「過労死」 - 厚生労働省


このページでは、80時間を超えた労働をした人間の実体験を書いていきます。
今現在、加重労働にある人は、今後の勤務の参考にしてください。
これは、自分にとって80時間ですが、他の人によっては60時間であったり、100時間であったりすると思います。
ちなみに、この体が不具合になった状態で、労災はとれていません。(申請もしていませんが、たぶん通らなかったと思う)

80時間労働の体験談

nzmoyasystem.hatenablog.com



potato-gnocchi.hatenablog.com



なんだか社畜(だった?)自慢がはやっているみたいなので僕もやってみます。僕の場合はその後のその後の話ですが。
上の方は100時間、その下の方は300時間、ということなので、80時間でダメになってしまった僕は体が弱かったんでしょう。ちなみに労働災害認定で労働と過労死との因果関係判定に用いられるラインは80時間です。


自分の場合、体が先に根をあげて倒れるよりも(体も相当ひどいことになってましたが)メンタルがやられてぶっ倒れました。だんだん駄目になっていって、ある日とうとう体が起き上がらなくなってしまったんですね。メンタルぶっ壊して起き上がれない、というのを実際に体験したことのない人にはわかんないと思いますが、もう、気合とか体力の問題ではなくて、脳につめたい鉛をずっと流し込まれ続けてるようなどうしようもない重さとしんどさが延々と続くっていうような感じで。まあ、そんな感じで動けなくなる感じで、強制的に80時間労働は終了しました。





で、80時間残業から終わった後。その後どうなったか。

お金がなくなる。80時間残業でためた分が全部吹っ飛ぶ。

治療にお金がかかるのと、メンタルだけでなくって体もガタガタになっていました。また、整体的なものもかかりました。なんせ、最後のときは首が本当に正面から上下左右に5度ずつしか回らない(何をいっているのかわかんないと思いますが昔のトランスフォーマーのロボットみたいに、正面向きの顔しかできないということです)、寝ても体力が回復しない。手足の末端がものすごく冷えている、走れない、歩くだけで息が切れる、長時間立っていられない、横になっていても体力ゲージが減っていく、体中が汚れた水がたまったみたいに動きづらい。という状態が続いて、整体をずっと受けていました。そういう感じで治療にお金がかかって、80時間残業でためたお金とか全部ふっとんだね。


見た目が残念になる。

そりゃあ↑みたいな状態だったら見た目も残念になるだろう。


時間当たりの生産性が0

ぶったおれるギリギリのときよりも倒れた後のほうが生産性は下がります。ぶっ倒れる状態になっても動いてるときって惰性、というか体力とかいろいろなものを借金しながら動いているもので、倒れたあとに一気に取り立てがくる。
そういう心身の具合って、倒れたあとすぐよくなってくる、って思ってる人が多いとおもいますけれども、個人的な感覚では、倒れてから半年はどんどん悪くなっていきましたね。計算能力も、判断能力も。無理して動かしてた分のツケが回ってきてる感じ。
こういう、駄目になってからどんどん悪くなって言ってるときに“これは薬のせいだ”と思って薬をやめてしまう人がいますが、それダメ!ゼッタイ!


トイレのキレが悪くなる。

多分飲んでた薬のせいだと思う。


破壊衝動、というかとてもつらい気持ちになる。

結局その間、仕事もまともにできないし、家族に迷惑をかけるし、すぐに死にそうになるし、不安な感情も消えないし、体はガタガタで全然よくならないし、また、バリバリ仕事して経験値をためなければいけない20~30代を、こういう風に過ごしてる、ということにたいして、もう、駄目だっていう感情とか。そしてそういうのが、原因となってどんどん具合も悪くなっていく悪循環。死んだほうがマシ、と思うことも何度かありました。


最終的に体調が戻るまでに8年かかる

瀕死の芋虫みたいな上のような状態が2年。
それからちょっとづつ動けるけど月の半分はまったく使い物にならない状態が3年。
それからちょっとづつマシになっていって今、って感じですね。だいぶよくはなったんですが、まだ、季節の変わり目とか気圧が変なときは動けなくなります。とりあえず、ちょっと無理をするとすぐ心身の具合を壊すようになってしまったので



まとめ

80時間以上残業をすると、まあ、間違いなくどこか具合が悪くなります。そして、それが原因で、その後の数年を棒に振ることになることだってあります。自分の場合はメンタルがメインでしたが、内臓や心臓、脳などにダメージがいく場合もあります。血管が詰まって半身麻痺とか、そういうことだってあります。




結局、1日8時間労働、っていうのは、ちゃんと意味があるし、ヤバい!と思ったら、早く転職なり、何らかの手を打ったほうがいいと思います。でないと、どんどん生産性、自分の能力が下がっていくし、心身が駄目になるところまでいったら転職どころではなくなるので。


過労死ラインの80時間というのはあくまでも目安で、壊れる人はもっと短い時間でも壊れる。
短い時間で倒れる、壊れるのは決して恥ずかしいことじゃないし、100時間、300時間働いて壊れなかったっていうのも自慢できることではない。
とりあえず、本当に、残業せずに8時間で仕事が終わる、というのが労使ともに目指す場所だし、そうでないと日本の生産性はどんどん下がる一方だと思う。


後、そういうヤバい状態のときに支えてくれた嫁マジ感謝です…。
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