orangestarの雑記

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紺野キタさんがいつまでも紺野キタさんでうれしい

紺野キタさんを初めてしったのは、多分、コミックFantasy*1という、名前を言っても誰も知らないような雑誌に連載されていた「ひみつの階段」が初めてだった。もう10年以上前の話です。

ひみつの階段 1巻 (PIANISSIMO COMICS)

ひみつの階段 1巻 (PIANISSIMO COMICS)

ひみつの階段 2巻 (PIANISSIMO COMICS)

ひみつの階段 2巻 (PIANISSIMO COMICS)

全寮制の女子高で起こる学校を舞台に起こる、不思議な話とそれほど不思議でないはなしと、普通の話を丁寧に描いたお話しで、うわあリリカルと思って、手に入らない単行本を探して、大阪梅田の泉の広場や32番街の書店をさまよったのを覚えています。以来、紺野キタさんのファンで、ずっと追いかけてました。
紺野さんの話は、基本ファンタジーなんですが、日常ファンタジーというか、SF?すこしファンタジーというか、そんな普段の生活から一歩外に出て、一歩出た世界から日常を眺めるというか。とにかく良いんですよ。
そして、新刊。
カナシカナシカ (ウィングス・コミックス)

カナシカナシカ (ウィングス・コミックス)

いつもの紺野キタさんです。
とても良かったですよというお話しでしたよ。


あと、人は、10数年たっても、同じような感性でモノをかけるんだということにも勇気づけられた作品でした。



合わせて読みたい。

なにかもちがってますか(1) (アフタヌーンKC)

なにかもちがってますか(1) (アフタヌーンKC)

*1:須藤真澄さんの、振袖いちま 上 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)を目当てに買った