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FGO人理修復の旅:7章「絶対魔獣戦線バビロニア」ネタバレ感想と考察


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FGO、人理修復の旅も、7章まで終わりました。
あとは、終章を残すのみです。
終章を始めるまえに、7章をプレイした感想をここに記す。ルーン文字とかで。(無理)



orangestar.hatenadiary.jp



7章、本当にRPGだった。

これは刷り込みの部分が大きいとは思うんですけれども、ファミコンのドラクエみたいな2D見降ろしタイプのRPGがすごい好きなんですよ。至高だと思っている。
RPGと一口に言っても、世界の表現にもいろいろあって、

  • ワールドマップがあり、そこにダンジョンなどのポイントがある。そこを指定してそのダンジョンを“潜る”ことが探索のメインになるタイプ
  • どこまでも3Dで広がった世界が登場人物視点で続いていて、狭いエリアの地図が切り替え画面または別の画面に示されているタイプ(たぶん最近の主流)
  • ドラクエみたいな2D俯瞰型

で、自分が2D型が好きなのって、“移動可能な範囲が広がったときの世界が広がった感じ”が3D型よりも大きいからなんですよ。(個人的体験です)
以下、個人的体験に色々理由をこじつけて考えた寝言で、そもそも”いや…3Dの方が世界が広がったときの感動ってでかいだろ…”って人は読み飛ばしてもらっていいです。

  1. 3Dにしても、2Dにしても、空間や世界の広がりの認識は、実際の空間とは別に、脳の中で”数値化、概念化”されて処理されている。
  2. 3Dでリアルに近い表現がされていても、(されているからこそ)”移動距離が広がった”というのは実際に移動してみないと分からないし、どれだけ広がったのかが、体感的に理解しないと理解しにくい。
  3. 2Dだと、数値化されている数値にそのままリンクできるので“せかいがひろがった!いどうはんいがふえた!”というのを、認識的に認識できる。

というのがあるのではないかと。

丁度、”美人”や”ものすごい恐怖”を表現するのに、映画や漫画や絵画よりも、文章の方が効果的なことにも似てると思います。(こちらも個人的体験です)

で、まあ、そういう風な感じで、僕は、RPGが好きなんですけれども、RPGで一番好きなのが、『なんやかんやあって移動範囲が増えて世界が広がった』っていう瞬間なんですよ。ドラクエ3だったら、アリア藩から脱出したり、船を手に入れたり、はがねのつるぎを手に入れたり、そういうところです。あと、FF3でいったら、浮遊大陸から脱出したときとか。古いゲームばっかりがたとえに出てきますけど、たぶん原風景なんですよ、RPGの。

で、FGOで、久しぶりに、”ああ…、世界だ…”みたいな感覚を味わいました。

6章の演出で、最初砂漠で全部覆われていて、クエストを進める度に砂嵐が晴れていって画面の地図がどんどん完成していくというのがありました。これ好きでした。世界がだんだん広がっていく感じがして。だからこそ、最後、世界の果てが近づいてきてどんどんエリアの端から輝く砂のようなものに変わっていくのが、ヤバイヤバイって感じがしてよかったです。

もともと1章から、行動によって、全体マップ上にポイントが現れて行動できるエリアが増えていく、という演出はあったんですが、この6章から、その演出がかなり自覚的、というか、こなれてきたというか、あれ…?なんか今までの5章までのとちょっと違うぞ…?って感じがありました。7章も、1章からと同じように、最初に全体マップが示されていて、そこに場所がポイントされて移動する、というのは同じなのに、なんだかすごい”世界中を歩き回って冒険している”って感じがしたんですね。(たぶん、話の一小節が、以前の章では一つのポイントで完結していたのが、一つの節でもいくつかのポイントをまたがって移動するようになっているからだと思う)

で、7章は、本当に、ウルク中を歩き回って、”このウルク世界を冒険してる、歩き回ってる!”って感じがしてすごい楽しかったんですよ。

つまり、自分は、世界地図みたいな俯瞰の地図があって、その上を歩き回るっていう”地図RPG”がものすごく好きだってこと。

で、まあ、その楽しいウルクピクニックの果てがあれですよ。
(この後、7章に関する重要なネタバレを含みます)















(この後、7章に関する重要なネタバレを含みます。お気を付けください)















(この後、7章に関する重要なネタバレを含みます。必ずFGO7章を攻略後お読みください)















(この後、7章に関する重要なネタバレを含みます。未プレイの人は、自分の目で見てから、この記事に共感してほしいので、プレイしてから)



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(この後、7章に関する重要なネタバレを含みます。本当に、本当に、だから、プレイしてから、この、あれを、共感してください)










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あああああああ!


この絶望感たらない。この、本当に、こう、すごい、演出がズルい。というか、できる範囲で最適解というか、すごい。辛い。



これ、ここに至るまでの7章の脚本が、神、というか鬼、というか悪魔で。本当にもう。
最初、ウルクに来たら、ウルクを滅ぼそうとしてる女神が3人いるのでそれを何とかしてって感じで、適当にクエストをこなしていくんですけれども、ここら辺が本当に楽しい。楽しかった。
適当クエストが、羊の毛を刈りに行ったりとか、妻の浮気調査を行っていたら謎の異種族との交流が始まったり(ここらへんはテキストで済まされてしまうので…昔のSFCのゲームならミニゲームが入っていた…)スパルタ式の特訓を受けたり、とか。6章はずっと敗戦を続けていくんですけれども、7章はそれとは対照的に結構順調にいろんなことが回っていくんですよ。ラスボス(と思われている)キャラクターを打倒するときには1日の猶予が残っていましたし。それが…あんな……。


この、”楽しい””なんとかなる”からの、絶望感が本当にすごくて。それまでは、何とかしたら何かが何とかなっていたんだだけれども、ティアマットが溢れてからは何をしてもどうやっても、ティアマットを止められない、じわじわと、今まで見知っていたウルクの、町や、森や、牧場や、観測所や、道が、ティアマトの泥に飲み込まれて行って、仲間やウルクの知ってる町の人たちもどんどんいなくなっていく。どうやっても、止められない。それでも小さいことを積み重ねや奇跡の積み重ねでやっと…でも…ウルクは…。っていう感じが、本当に。この脚本が鬼だし、すごいですね。脚本を書くときにキャラクターやプレイヤーのことを信用してる。どんなに窮地にしてもこの登場人物たちはあきらめないし、プレイヤーもそれを信じてプレイをしてくれるって信じてる。(良い)


嫁が、ことあるごとに「ウルクに帰りたい…カルデア大使館に帰りたい…」って言っていた意味が分かったよ。

登場人物について

イシュタル、高橋留美子空間から来てる人だった。

イシュタル初体験が、イシュタルカップが先だったんですが、この時点で、「どうにも高橋留美子っぽい雰囲気…小指と一刺し指だけ立ててちゅどーんって飛びそう…」みたいなイメージがあったんですが、ここにきてその思いを強くした。まさか、くしゃみで人格が入れ替わるなんて……。
ずっと、フレンドの強いサーバントでなくてゲストキャラクターを使うようにしていたんですけれども、7章まで来ると、もう、下手なフレンドのサーバントよりも、ゲストキャラクターの方が強かったりする。イシュタル 強い。

マーリン、石田彰(概念)だと思ったけど石田彰(概念)じゃなかった。

ここでいう石田彰(概念)というのは、声優が、という意味ではなく“思わせぶりなことを言って、最後、責任取らずに退場していく”というキャラクター類型のことで(大きくはトリックスターに分類される)マーリン、登場からそんな雰囲気がプンプンしていたし、ゴルゴーン戦で「しまった、僕としたことが、読み合いで負けた」っていって退場していったとき、「やっぱり石田彰(概念)かーーーっ!」って思ったんだけれども、そんなことなかった。ちゃんと最終戦で助けに来てくれた。すげーマーリン!見直した!抱いて!って思ったら、また肝心なところで落下していったのでマーリンはマーリンだった。
マーリン、フレンドのマーリン使って体験済みだったんだけど、ゲストサーバントで使ったとき「あれ?マーリンってこんなに弱かったっけ?」って思ってしまった。それもそのはず、フレンドにいるマーリンはみんな聖杯をささげられて、スキルも10でガッツリでなんかやばい限界突破概念礼装を装備しているから……。みんなマーリン育てすぎ。マーリンってもう、強すぎてマーリンが一人いるだけで別のゲームになる。

シドゥリ

シドゥリと、エルキドゥと、ギルガメッシュの話。
作中では語られていない。ただ(なにかあったのだろう)ということを臭わせるようになってる。FGOそういうのがすごく多くて好き。
シドゥリさんは本当にいい人で、ウルクの大使館のいいところの40%くらいはシドゥリさんが占めて居る。

シドゥリさんと、ほか、ウルクの町の人たち。滅びの運命を知っていて、最後まで、生活した人たち。

生きるために、戦う、死ぬのがわかっていても戦う。最後まで戦う。それは、たぶん、思ったよりも簡単なことで、想像もつくのだけれども、でも、負けて死ぬ運命がわかっていても”生活をする”人たちってどんなに強いんだろうと思う。自分にはうまく想像ができない。本当の意味での王様とか神様がいた時代の人たちの世界だからなんだろうか。(自分は、この時代に生きていて”本当の王様”というのを知らないので想像するしかない)

ギルガメッシュ王

この人、こんなに忙しくって過労死するんじゃないかな…って思ってたら過労死した!そりゃ死ぬよ!って思ってたら、どうやら冥界の女神が関係してるらしいって話を聞いて、「そっか、そりゃそうだよな…そんなひどいシナリオないよな…物語のうちだよな…」って思って冥界下りしたら、エレシュキガルに「別に呼んでない勝手に過労死しただけ」って言われてやっぱり過労死してた!どんな困難に対しても絶対に敗れることのなかった英雄王も圧倒的な労働の前には無力…労働は悪い文明……。
この、ギルガメッシュ王とエルキドゥって、FGO初のキャラクターじゃなくて、よそが初出だと聞いて驚いた。しかも別々にそれぞれ出ていて…。脚本家は悪魔……。

壇ノ浦八艘飛び

ううう…。
    ううううううう……。

大体自分もこんな感じ。



でも牛若丸2戦目、アーラシュがやってくれた。6体の牛若丸、アーラシュがやってくれた……。俺は間違っちゃいない……。

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ステラー!


牛若丸と弁慶

偽弁慶と牛若丸の話。全然FGO本編で語られなくて、でも、そういうところがいいなって。結局主人公はほとんどの事象に対して傍観者で、みんな好き勝手自分のために生きて、それですれ違ってどこかでまたあう、みたいな感じが、FGOだなって思う。なんかうまく言われんけれども。
牛若丸って、自分は犬になりたい狼って感じがする。主を求めて忠義を示しているのに、周りからはどう見ても狼だし、本人も狼である本性に無自覚。だから、兄上から疎まれたし、弑されるしかなかったのだと思う。だけど、本人は、なんで自分がそうされたのか分かってない感じ。
あと、弁慶と牛若丸について。弁慶は犬のルールで動いているのに、本人は犬じゃないから彼のしてることの意味が全然分かってない。


あと、牛若丸の部下よりもレオニダス王の部下の方がいい。牛若丸はなんかパワハラとかアルハラとかきつそう。源氏全体的にアルハラきつそうなイメージがある。




ケイオスタイド戦は、毎回固定ダメージがあって、ヘラクレスとかのガッツプレイが封印されてしまうのがきつかったし、前衛後衛入れ替えらえるので、戦闘プランを練られないので本当にきつかった……。

レオニダス1世いい上司すぎる

ちゃんとした人たちがちゃんとしてる、っていうのは、気持ちのいいものだなあ。っていうのが。


他、考察など

強さのインフレのコントロール

ソロモン王の宝具(空に出てるでっかい環)の威力が、セイバーオルタの宝具が数万本集まったもの、って説明されて、「これ叶うわけないやん!」って思ってたんだけれども、それについて解決策が示されることなく登場したビーストⅡが、冥界で、そのソロモン王の宝具張りの攻撃を連続で食らっていても全然ピンピンしてるっていう、こう、対数で敵の強さがインフレしているのに、主人公の強さが全然変わってない(強くなってるけれどもせいぜい5倍くらい)っていう状況の作り方がものすごくうまい。

ベジータが出てきてどうしようっていうところに、ベジータまだ倒してないのに破壊神ビルズがやってきてどうすんのこれってなってるのを、みんなの助けを借りてヤムチャがとどめを刺したくらいの外連味がある。ものすごい外連味があるんだ。

特異点で起こった出来事はなかったことにならない

突然語られとんでもない設定!でもなんとなくそんな気はしてた!
ドラえもんの、新幹線で行こうが車で行こうが目的地が同じなら最終的につじつまがあうタイムマシン理論。特異点っていうのは、そういう”最終的につじつまを合わせるための点”で、それが破壊されるから人理が崩壊するってことなのかどうなのか。そこらへんの細かい設定と宇宙観は、プレイしてる観点からはまだわかんないけれども、ちょっとググろうとするとネタバレを踏むから注意だぞう。

ビーストⅡについて、グランドクラスについて

もともと、ビーストに対しての対抗システムとしての7つの冠位クラスだったので、今回、それがふたり(山の翁とマーリン)


自分はガチャの引きが良い

星4、星5が出る率はとても悪い(確率を実際に調べたら10人中10番目くらいに引きが悪い)けれども、どうしても欲しい、って思った英霊は来てくれてる。ベディヴィエールは5枚来て宝具レベル5だし、裁きのマルタもきたし、柳生先生も来た。



終局特異点「冠位時間神殿ソロモン」へ向けて

昔のRPGで、ラストダンジョンへ向かう前みたいな気持ちになってる。
FF3のエウレカ~から塔、くらやみのくも、みたいな感じをなんとなく想像、または、ドラクエ4のデスキャッスルみたいな。人理修復まであと少し!人理修復したらきっと奇跡が起こってオルガマリー所長だって帰ってくる!待ってて!オルガマリー所長!!


いくぞ!待ってろよソロモン!俺たちの友情パワーを見せてやる!お願いします絆9のヘラクレス先生!

ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)

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