orangestarの雑記

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機動戦士ガンダム00は再構築された無印ガンダムだった。


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機動戦士ガンダム00をamazonプライムで、全部見た。
放送当時はちゃんとみることが出来なくて、やっと初めて全部通してみた。

このほかにも、ガンダムUCとか、ZZとかZとか、若い時のシャアが活躍するオリジンとか、サンダーボルトとかやってるので、ガンダム好きはぜひプライムに入るのがおすすめです。無印も入っているので一通り履修できる。


面白かった。ので、いろいろと感想を。とりあえず、箇条書きで感想。ネタバレもあるので注意。

一番重要なこと。スメラギさんは早くしかるべき施設に入って治療した方がいい。

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完全にアル中アルコール依存症です。
昭和の戦艦が出てくるアニメでは、宇宙戦艦ヤマトの医者とか、無責任艦長タイラーの医者とか、アル中の乗組員は結構出てきたけれどもまさか21世紀になってアル中の乗組員が出てくるアニメがしてるとは思わなかった。まあ、宇宙空間でタバコスパスパ吸うよりは宇宙戦艦的に問題がないのかもしれないけれども。
(ちなみに、機動戦士ガンダムサンダーボルトでは、宇宙戦艦の中でタバコスパスパ吸っています。いいのか?サンダーボルトもamazonプライムで今見放題になっているのでお勧め。)
そういうアル中が(おそらく)メインヒロインの一人であり、また、戦艦の艦長的な仕事をしているのがヤバイ。しかし、戦術予報士(戦術を考える人)という頭をガリガリ使う仕事をしているのが不安しかない
本当は、ヤクをキメてる、っていうのだけれども、それはテレビ的に問題があるのでアルコールになったのかも。

細かい専門用語が中二臭くていい。

戦術予報士とか、ガンダムマイスター(マスターではなくマイスター)とか、刹那Fセイエイという名前の主人公とか、敵の登場人物の名前にリヴァイブ・リバイバルとうような名前がついていたりとか(この名前の中二臭い感覚がわかるかどうかでその後の進路が決まります)全体的に、“メインの中二臭さから若干外した中二臭さ”という、中二くささの最高峰をてらいもせずにやってるところがすごい。
登場人物も、多重人格であったり、特殊な施設で作られた超人であったりして、そこら辺の中二的設定が、少年兵やテロ、情報操作、復讐、といった重いテーマと絶妙に交じり、奇跡的なバランスをとって纏まっている。
ガンダムって初代から、ザクレロとか空飛ぶがんタンクとかの愉快な部分と戦争の悲惨さとかミハルとかの重い部分があり、(子供向けの娯楽と社会的なテーマと)そういう相反する二つの要素を入れていくとともすれば作品が空中分解しかねない。それをうまくつなぎとめているのが、この“名づけの妙”だと思う。人類革新連盟っていうユニオンの名前が大好きで、そこで作られている超人の名前が“超兵1號”とか、もう好きすぎる。起動エレベータの名前に天柱、っていうシンプルでしかも中二心をそそる名前を付けるのは本当にセンスだと思う。

青月昇という謎の声優がシャア的なポジションの声を充てている。

青月昇という謎の新人声優が、ラスボスポジションなのがすごいです。
あと、青月昇ののるモビルスーツが、初代ガンダムにそっくりでした。

イオリア・シュヘンベルグが全部悪い

もっとこの人が伝言をしっかりしていればこんなことにはならなかった。
ジャイアントロボのフランケンフォーグラー博士と並んで、二大「なんでちゃんと言い残してくれなかったんですか!」の人。両方ともオーパーツレベルの天才科学者だし。
こんな迂遠な計画を練らなくても他にやり方はあっただろうに……。

まさかのコーラサワーエンド

まさかだよ。
あいつなんなんだよ。
最高かよ。
殺伐とした戦闘シーンでも彼が出てくると和むのでよかったです。

ものすごく「機動戦士ガンダム」だった。これ以上ないくらい機動戦士ガンダムだった。

機動戦士ガンダムとは何か。機動戦士ガンダムを分解して機動戦士ガンダムを再構築した作品だと思った。
機動戦士ガンダムの要素は

  • 「子供向けの娯楽、おもちゃの販促としての楽しい作品、かっこいい主人公とかっこいいライバルのロボットチャンバラ」
  • 「正義のない戦争、戦争、腐敗した組織、などの、重めの主題、世界観」


の相反する二つから成り立っていて、また、作品のテーマとしては

  • 「ひょんなことから戦争に巻き込まれてしまう主人公とその周りの人間の群像劇」
  • 「人類の革新(ニュータイプ)宇宙空間に進出した人類は新しい進化を手に入れる」


という二つのテーマから成り立っている。


この4つが、混然一体となってガンダム的なものは出来上がっているわけだけれども(なので鉄血のオルフェンズは“ガンダムっぽくなかった”のだと思う。)機動戦士ガンダム00はそれをかなり忠実に踏襲していると感じた。


ラスボスが、自分自身は人類を超越した人類、といいながら、どこまでも人間臭かったり、そして主人公が、イノベイターとして目覚めるところとかとてもガンダムでした。登場人物のそれぞれの背景、細かい動機理由など、もっと語ってもいいと思えるのだけれども、そうなると個人の話になるし、重くなるのでそれをカットしたのも“全体をまとめる”という意味では必要だったのだろうけれども、ちょっともう少し深く見たかったな、と思った。

以下、それぞれの登場人物とかアレとか

沙慈・クロスロード

おそらく刹那に対するもう一人の主人公。クロスロードってかっこいい苗字だなって思ったけど、日本語でいうと辻なのでそんなことはなかった。辻 沙慈。ゴロがいいのだか悪いんだか。
“一般人が戦争に巻き込まれてモビルスーツに乗る”っていう今までのガンダムの主人公的な設定だけれども、結局モビルスーツに乗らず、戦闘機には乗るけれども銃を撃たないまま最終回を迎えた。今までのガンダムが“戦争という異常事態に巻き込まれて普通ではなくなっていく”人たちを描いていく中に彼のような存在を入れたのはガンダム00の新しい部分だと思う。

ミスターブシドーについて

何だったんだろう……。

セルゲイ・スミルノフとソーマ・ピーリス、アレルヤとマリー・パーファシー

好きですね。この3人(4人)まわりの物語が好きです。結局最後、彼女はマリーになったのかソーマ・ピーリスになったのかはっきりと明かされないのもいいですね。虎王問題というのがありまして(世間一般にはアルジャーノン問題とも言われている、言われてません、そもそもアルジャーノンはネズミで主人公の名前はチャーリイ)一つの体の中に二つの人格があって、“本人ではない不幸な出来事によって作られた偽物の人格”と“その人の本当の人格”があり、“偽物の人格”が焼失した場合、それはハッピーエンドなのだけれども、果たしてその時にいなくなってしまった人格の死はどう扱えばいいのか、そもそもそれは死なのか。というのがあって、(ドキドキ!プリキュアでも似たような問題がありましたが器用に?回避しました)
そういう問題は解決しようがなくて、だからそれをどう受け止めるかっていうことになるんですけれども、そういうのがもう、好きなので良かったです。ソーマピーリスとして生きてセルゲイ大佐と暮らした数年間がなかったことにならなくてよかった。結局そのきっかけが大佐の死という取り返しのつかないものだったのだけれども。

アザディスタン王国の子どもたちの中に高山みなみ声の子どもがいる

やめてくれ…気になって集中できなからやめてくれ…。
カティ・マネキンの声をあてていて、モブとして子供の声をやっているのだけれども、あと、みなみさんは凄い好きで、名探偵以外の子ども演技が聞けるのはすごいうれしいのだけれども。
気になって仕方ない…。ここで誰か死ぬのではないかと気になって仕方ない…。俺はだめ絶対音感の持ち主なんだ……。

機動エレベーター、そして機動エレベーター崩壊

とてもよかった。
機動エレベーターの崩壊というカタストロフを丁寧に描いていて良かったです。
コロニー落としってこれ以上の大惨事なんだよな…。
大惨事過ぎて、近距離で主人公が体験できないので、その場の様子として描くことができないけれども。
あと、機動エレベーターの崩落に対して、反乱軍、地球連邦軍、ソレスタルビーイングがみんな協力して被害を食い止めようとするのが良かった、「地球がダメになるかどうかの瀬戸際なんだ、やってみる価値はありますぜ」みたいな感じで。これがガンダムでした。

「俺がガンダムだ」「俺はガンダムにはなれない」「お前たちがガンダムであるはずがない」「俺が、俺たちがガンダムだ!」

当時散々ネタにされたやつ。刹那、ガンダムが好きすぎる。アムロレイも結構ガンダム好き系の主人公(Zでカミーユがガンダム乗ってるの見て「俺にもガンダムをよこせ」的なことを言ってた)だけれども、刹那のガンダム好きは群を抜いている。今までのガンダム主人公の中で一番ガンダムが好きなんじゃないだろうか。
というか、今までのガンダム主人公はガンダムをモノとして扱いすぎ。もっと、こう、ロボットに愛着を持とうぜ。スパロボか何かで、刹那とガンダムWの主人公ヒイロユイが会話をするシーンのキャプチャをどこかで見たのだけれども、二人だけにしか伝わらない感じの会話がとてもよかった。

王留美(ロミではなくわんりゅーみん)とネーナトリニティ

エゴが強い女性が、そのエゴゆえに自業自得で死ぬところがとてもガンダムでした。ネーナトリニティの邪悪そのものの感じと、小物マン感と、屑っぷりがよかった。こんな屑に刹那はファーストキスを奪われたんや…(刹那童貞だよ派)

モビルスーツについて

面白モビルスーツがたくさん出てきてよかった。楽しい。
ガンキャノンを裏返したらガンダムになるモビルスーツが好き。ガンダムにガンキャノン砲をつければいいじゃない…、っていう合理的な判断をしないところがいい。

時々フラグの立て方がとても雑

ルイス・ハレヴィの上官が数か月前に分かれた嫁の写真を見せるシーンがあって、「あ、こいつ死ぬんだな…」と思ったら本当に死んだとき。なんか、そういうフラグの立て方がほかに2回くらいあった気がする。

新機動戦記ガンダムWとの相違について

似てる感じのあるガンダムW。基本的な物語の流れと、登場人物の配置の仕方などが、確かに似てると思う。
ただし、決定的に違っているところがあって、
ガンダムWは、登場人物を全員超人として設定して、超人として描いているので、なんかものすごいことになっていて、もう、超人博覧会になっており、誰にも感情移入できない感じになっているのにたいして、00ガンダムは登場人物を人間臭く書いていて、それで失敗したり、自業が自得したり、因果が巡ってきたりしていた。ロックオン兄弟の女周りのエピソードが好きです。大義や大きな目的を持っていても、私情でどうしても流されてしまうところとかが(お話として好き)。イノベイドである、リボンズ・アルマークが、人類を革新させる為の生きた装置として作られながらも、その自我ゆえに自分の存在に疑念を持ち、自分が新しい革新した人類だとして、人間を支配しようとするとことか、あまりにも人間臭くて、本当に良い。地球に魂を縛られている。

ダブルオーライザーが発動すると、全員裸になって、キラキラした異空間で対話をする。

最初びっくりしたけど、2,3回見ているうちになれた。今までのガンダムでもよくあったので(びっくりする感じだと、第41話「光る宇宙」の方がもっとすごい。いきなり宇宙に津波だから)とてもガンダムらしいといえばガンダムらしい。いい感じに光ってて局部が見えない。




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機動戦士ガンダム地上波


OVA

ほか、ガンダム記事でこういうのかいてます

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