orangestarの雑記

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おしおのこと


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どうにも、感情をうまく整理できなくて、とりあえずどこかでまとめないと、ここから前に進めないので、書く。
どういうことがあっても、毎日の仕事や、子どものこと、いろんなことをしないといけないので、自分の中のよくわからないものをまとめて、ちゃんとすることにたいして動けるようにしないといけない。一番いい方法を考えないといけないし、そのあとのことや、大変なここ数日の間、どんな風に過ごすのかを、ちゃんと考えないといけない。


おしおが入院した。
おしおというのは、うちで飼っている猫で、11歳の雌。
自分が、嫁と、(801ちゃんと)一緒に暮らし始めてからずっと一緒にいる猫。


おととい(27日)、昼くらいに様子が変で(急に痩せて、元気がない)、夕方に、病院に連れて行った。病院から、もっと大きな病院に転院になって、移動している間にも、どんどん具合が悪くなっていった。
最初、血糖値がとても高くて、糖尿病を疑ったのだけれども、大きな病院で調べたら、肝臓の数値が悪く、血中脂肪濃度がとても高くて(細かい数値のことはわからないけれども、通常100以下であるべきものが500あった)おそらく肝リピドーシスという病気だろうということ。


2、3日で急に悪くなり、ほとんど事前に発見したり、予防したりすることはとても難しいものらしい。おしおも、4日前までは、普通に元気にしていた。


昨日の朝(28日)病院からかかってきた電話は、いつ死んでもおかしくない危険な状態が続いている、ということ。自分と、801ちゃん、子ども二人で、会いに行く。


病気の説明を受ける。


病室のケージにいるおしおにあう。


次男が、どうしてもベビーカーから降りようとしないので、妻と長男が最初に見舞ってから、交代で、自分が病室へ行くことに。


しばらくして、妻が、涙をぼろぼろこぼしながら帰ってくる。長男は、不穏な状態を感じながらニコニコしながら戻ってくる、長男は、不穏な状態やストレスがかかる状態になると、すごく明るく、笑顔になる。長男は、まだ、死という概念がよくわかっていなくて、ただ、何か怖いものだと思っている。


交代で、今度は、自分が、長男と一緒に、ケージの中にいるオシオに会いに行く。


ケージは、診察室の奥の、治療を行う部屋の、さらに奥のほうにあり、60センチ×60センチ程のゲージがカプセルホテルみたいに並んでいる。おしおのケージは、一番手前だった。おしおは、ものすごくぐったりとしていて、目を開けるのもしんどい様子だった。ケージを開けてもらって、オシオに触ると、昨日触ったのよりもさらに痩せたようで、背中を撫でると骨に当たった。毛づやも、よくなくて、いつもはさらりとしている毛がぼさぼさになっていた。長男と話しかけると、こちらを向いて、耳を動かして、しっぽを軽く揺らして返事をした。


しばらく、背中を撫でて、それから、また診察室に戻る。


診察室で、今後の治療についての話を聞く。


自宅に連れて帰って、通院という形もできる、と。だたし、その場合、治療の成功率は、下がる、と。


それは、どういうことかというと。本当に、今、危ない状態で、いつ、その時がくるかわからない。最後の時を、自宅で過ごさせてあげるかどうか、ということを、聞かれている。


病気と、その治療法。
肝リピドーシスは、猫が何らかの理由でご飯を食べなくなったら発症する(と言われている)。それは教科書的に、太ってる猫で72時間、痩せてる猫で58時間程度らしい。おしおは、比較的痩せている猫で、半年ほど前から加齢に伴い、だいぶ、体重も減っていた。(3.5キロ)なんらかの理由で猫がご飯を食べなくなると、栄養をどうにかしようと、体中から脂肪が排出され、それが、肝臓にたまり、脂肪肝になる。肝臓の機能が落ちて、あっという間に具合が悪くなって死ぬ。そういうものらしい。昨日、おしおの以上に気づいていなかったら、そのまま、死んでいたと思う。最初の病院で血糖値を測って異常だったのは、その2次的な症状らしい。(ただ、実際の診断は、麻酔して、穿刺で肝臓のサンプルをとって調べないとわからないらしい。今は、そんな体力はないので、そうと思われる状態から判断して治療している)


今現在の状態は、血糖値は薬で下げているけれども、肝臓の状態がよくない。体に、脂肪を排出しろ、という命令が入ったまんまだということ。治療法としては、点滴と注射をしているけれども、何よりも、本人がご飯を食べること。ご飯をたべて、ちゃんと栄養が供給されれば、脂肪の排出も止まるらしい。


自分からは食べないので、シリンダー(注射器のようなもの)で無理やり口に流し込んでいる。今朝は、50ml食べたけれども、昼は20mlしか食べなかった。このまま食べないと、鼻からチューブを入れて、ということになる。


とても、危険な状態だということ。この2、3日がヤマだということ。






今日は、このまま入院をお願いすることに。


最後に、もう一度、おしおに合わせてもらう。今度は、次男も、行くというので、ベビーカーからおろして、抱っこしていく。


2回目、おしおにあって、背中を撫でながら、おしお自身に、おしおの体のこと、治るためにはご飯を食べないとならないこと、このままでは死ぬということを伝える。おしおは、日本語のわかる猫なので、たぶん伝わってると思う。身体を起こして、こちらに歩いてきた。口を開けて、本当に、小さい、声で、鳴いた。


いつもは、ものすごいだみ声で怒ったようにしゃべるのに、とてもかぼそくて小さい声だった。入院前、おしおの異変に気付いたのも、おしおが、いつもはなかないような、かわいい声で、こちらにないてきたからで、それで、具合がおかしいことに気付いた。そして、その声よりも、さらに小さい声だった。


明日もくるね、といって、病室を去る。


病院を出る。妻は、おしおが歩いて、立ち上がったことで、すこし希望を持ったみたいだった。


肝リピドーシスは、特に痛いとか、苦しいとかはなく、ただ、しんどい、だるい、というものらしい。


とりあえず、今日も、病院へ行く。