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orangestarの雑記

小島アジコの漫画や日記や仕事情報など

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物語の作り方(下書き)

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25人のキャラクターが同時に登場して活躍する物語の作り方 - orangestarの雑記について。
このエントリについて思ってたよりも反響があったので、ちょっと追加書いてみる。あれから、書き方について細かくある程度聞いたので。
上に書いてある問題点を探す話とかあるので“だれでも物語が描ける方法”という風にはならないけれども、ある程度かける人の参考にはなるのではないかと。
麻草郁さん(id:screammachine)から聞いた話を自分でまとめたので、あちこち錯誤や自分が勝手に思い込んだ部分があると思う。だから麻草氏のやり方というよりは、麻草氏の話を聞いて、自分が考えた物語の作り方、だと思ってください。

物語を動かす最少人数は3人、そしてそこからのキャラクターの増やし方について

まず、実際の麻草さんの脚本の書き方としては、まずざっと“なんかこういう感じの話”というのを考えて(例えはクォンタムドールズだと「武器と人の関わり方の話」)それから、プロデュースの人に、今回何人くらい出すのか聞いて、それに合わせて、キャラクターを作っていきます。




主人公、

主人公の相方、

主人公のライバル、

ライバルの相方、とりまき

敵、

敵の部下、

などと言った感じで。




その時に気を付けている、というか、ほとんど反射でやっていることが、“物語を動かす最少人数の3人”
AとBという二人の人物がいて、その二人が二人だけだと、お互いの立場にいてきまった距離感にいるだけだけれども、そこに第三者が入ってくることによって均衡が崩れて物語が動き出す。そういう風な関係性を意識しながら、キャラクターを“セットしていく”ということ、らしいです。
そしてできた3人のセットを、1ユニットとして考えて、“物語を動かす最少人数の3ユニット”としてユニットを作ると、そこで9人のキャラクターが出来上がる。そういう風にしてキャラクターを作っていくらしいです。3×3、って言いましたが、それは人によって“2”でもよくて(2×2×2という形で人数を増やしていく)物語を作る際に、その作者が同時並行で管理できる人数をベースに、一つの組をユニット化、そのユニット化された組をさらにユニット化することによって人数を増やしていくことができる、ということでした。

実際の物語の作り方

ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101

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ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)

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などを、読んでいることは前提条件として。ここら辺の本を読むと結構簡単に脚本が出来るように見えるけれども、実際にどうしているかって言うと、


ようは、書いて潰してやり直して書いて潰して、結構進んだところで物語が破綻したので今まで全部ご破算にしてもう一度作り直して、ということを繰り返すらしい。いきなり完成系が書けたりタロットカードを並べたらいきなり物語が出来る天才って言うのはいなくって、ようは、殴り続ければいつか脚本は完成する!という事らしい。必要なのはシナリオが完成するまで殴り続けられる体力と自信!

その他:あらすじとプロットの違い。あらすじは“企画書”プロットは“仕様書

よく、シナリオの書き方のところで、いわれる“あらすじとプロット”の違いですが、あらすじは“企画書”プロットは“仕様書”といいかえると、すごい分かりやすいことが分かりました。あらすじは、その物語を観たことのない人に“こんな風で面白いよ!”って説明するためのもの、プロットは、“こういう仕組みで作って、ここでこういう風になるので”ということを作る側に分かりやすく(つまり自分で整理しやすいように)するためのもの、として考えると。

その他2:桃太郎を使うと、あらすじとプロットの違いが分かりやすい。

みんながソラで言える、“むかしむかし~”っていうのがあらすじ。そこに、“何故桃太郎は鬼退治に行こうと思ったのか”“何故おじいさんは桃太郎を育てようと思ったのか”という何故、とその理由を入れるとプロットになる。また、どこに“何故”を入れるかによって、その入れた人が“どんなことを書きたいのか”がわかる


余談:

脚本家も人間ですので、書いてる最中に何度も心が折れることがあるそうです。「これ、最後まで書いても面白い話にならないんじゃないか…」とか。でも、そういう時でもとりあえず最後まで書ききると、面白くするための方法、小技はいくらでも(調味料的なやり方で)あるということなので、とりあえず最後まで完成させる、ということがやっぱり一番大事ってことらしいです。

余談2:本当は脚本の書き方とか必要ない

物語、があるのが先で、“脚本の書き方”というような“技術”はそれに付随するもの。
人を感動させる、というのを、人を殺す方法にたとえるなら、脚本術というのは、剣術やカラテみたいなそのための技術。それが無くても、殴り続ければ人は死ぬし、野生のゴリラはそんなものに頼らなくても十分に人が殺せる。ゴリラは素手が一番強い。ただ、耳元で、“人間は弱い生き物でちょっと頭蓋骨を握ってやれば殺せる”と教えるだけでいい。

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