orangestarの雑記

小島アジコの漫画や日記や仕事情報など

スポンサードリンク

町の人がドラえもんを受け入れているのは何故?


りちょうとえんさん//怪物は夢を見ないkindle電子書籍で発売中です

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4869360.html

町の人がドラえもんを受け入れているのは何故?
ドラえもんはいつも
のび太くんと一緒に町を歩いています。

でも普通、町の人がドラえもんを見たら
「・・・・え?・・・ロ、ロボットがは、は、は、はなしてる!!!!!」
と驚くと思うんですが、
なんで無条件で町の人たちは
ドラえもんを受け入れているの?

※回答が閉め切られていて、またgooIDを持っていないのでこっちに描きました。
「それでは逆にお聞きしますが、

  • わたしたちの世界で街中でなぜ女性が普通に太ももを出すような服を着ていてそれを受け入れているのは何故?
  • 奈良県内で、街中を鹿のような野生動物が闊歩していて平気なのは何故?
  • 神戸や山間部に近い都心部では、日常的にイノシシが出ますが、それに対して平気なのは何故?
  • 猿が出る地域で平気で猿を受け入れているのは何故?
  • また、某野球チームが優勝すると、パニック寸前の騒ぎになりますが、それを平気で受け入れているのは何故?

ドラえもんを含む藤子F不二雄作品の中のほぼ中心に位置するテーマおよび裏テーマ、ネタ元として、日常性(ホメオスタシス)の強度とそれによって引き起こされる笑い(または恐怖)というものがあります。*1
ドラえもんの中でも、ママが、自分を痴呆症ではないか自分の子どもの数が二人なのではないかとうたがう場面があり、日常性の高さの故、間違った方を“正しい”と思いこんでしまうシーンや、スネオが多数の人間から「蝉が巣をつくることが当たり前」と言われることによって、それを信じてしまうシーンなど、日常性や、大多数の人間の“是”とすることによって常識や真実が覆ってしまう、というシーンが多々あります。
“それが普通にあることだよね”というニセ常識が世界を侵食し、それが常識化することによって、異常な日常がその空間(この場合は町の中)で肯定されてしまう。それが藤子作品によく見られる光景です。この場合もそうではないでしょうか。
ちなみに、同系統の作品の“チンプイ”では以下のように1話を使って「どのように、宇宙人や動物嫌いの母親に対してチンプイと一緒に住んでいいか説得するか」が描かれていました。

  1. 最近のぬいぐるみすごいでしょ。といって、無言で歩くチンプイを見せる→母親、はいはいすごいわね。
  2. 最近のぬいぐるみこんなこともできるのよ、といって、会話をする→母親、まあまあ、すごいわね。
  3. チンプイがラーメン食べてる→まあ、すごいからそんなこともできるのね。
  4. で、父親が帰ってきて、チンプイがママや主人公と一緒にご飯食べたりしてる。父親は、「いや、おかしいだろJK」っていうけど、母親は、「最近のぬいぐるみはすごいんです!」で父親の話を聞かない。

多分ドラえもんもこんな感じで、街中で市民権を得て行ったのだと思います。」

*1:恐怖に対しては、藤子漫画最怖といわれるぴょんひょろがあります。ヒョンヒョロ - Wikipedia