文学フリマ欠席します
5月6日の文学フリマ。所用のため欠席します。
最近のこととか、ふといなくなったことに気付くマメのこととか。
先月、3月2日に、闘病中だった猫、マメが亡くなりました。ずっと腎臓が悪くって、本格的に悪くなりだしたのが去年の11月。それから、通院、補液をずっとしていて、闘病生活を4カ月しました。本人もすごいがんばってくれて。昨年の3月に亡くなったオシオのときは、悪くなりだしたらあっという間だったのですが、マメの場合は、マメ自身が、いろいろな事を受け入れる時間を作ってくれたんだなと思います。
先月からずっとバタバタしていて、今日、マメが病院にかかったときの保険の申請書類と、亡くなったので保険を解約したい旨を伝えるなどのそういう事務処理をしていると、先月から何度目かの、「ああ、もうマメはいないんだな」っていう実感があり、それはすごく寂しいとか辛いとかではなくて、ただ、「ああ、いないんだな」っていう、空いてしまった穴が穴のまま、風景になるような、そういう感覚です。
11月に余命宣告をされてからは、坂を下るみたいに体重が減ってきていて、チャオちゅーるとか嗜好性の高いものをあげるようにしても、やっぱりそんなに食べれないみたいで。毛が長い種類の猫なんですが、身体から脂肪がなくなって寒いのか、ずっと、ストーブの前にいるようになりました。今年から石油ストーブを導入したのですが、タイミングがとても良かったです。去年、オシオがいなくなってから仲良くなったゴマと一緒に、ずっとストーブの前で横になってました。猫も、他の猫の死期とか余命とかがわかるのか、一番いい場所を譲ってました。おやつをあげているときもマメが食べ終わるのを待ってやって来たり。
12月の末に、同じようにストーブの前で寝ていたんですが、どうも様子がおかしくって、身体が起こせない、頭が起こせない、水が飲めない、そういう状態になって、深夜救急に行きました。補液をしてもらって、翌日、近所のかかりつけの動物病院に行って、補液をしてもらって。意識が混濁していて、まっすぐ歩けない状態(神経に影響が出ている)で、今日明日で覚悟をした方がいいという状態でした。オシオがそうしたように、鏡台の下の人や他の猫が入れないところに入って、ずっとじっとしていました。
奇跡的に、状態が回復して、峠を越えました。動物病院の先生曰く、こういうことはめったにないそうです。それから、1週間に2,3度のペースで補液をして、徐々に徐々に、最後の時まで。(亡くなる前1か月は毎日補液に通っていました)
1月の終わりくらいまで、本当に何一つ食べられない状態が続いていたんですが、1月終わりくらいからチャオちゅーるとかおいしいカリカリとか缶詰を齧れるようになってきて、すこし持ち直すかな、もう数か月行けるかなって思ったんですけれども。やっぱり難しくて。
一回、妻と子どもが実家に帰らないとならない時があって、その時、ちょうど小康状態だから大丈夫だろうって思っていたら、3人がいなくなった途端、体調が悪くなって、3人が実家から帰ってくるまで持たないんじゃないかという状態だったんですが、3人が返ってきたとき、玄関まで歩いて行って、3人をお出迎えして、そしてそれからまた体調が少し戻って持ち直しました。
マメのことで思うのはマメの方が自分よりも人間力が高いと思う。人間力って言うか、辛いときとか苦しい時に、家族とか友だちとか大切な人がいたら持ち直す、元気が出るっていうのが。人間が好き、っていう気持ちというか。以前から寝るときにはいつも自分の枕元に来て寝る猫で、病気が重くなってからは毎日来て寝るようになってました。それ以前は、別の猫(イリ)が自分の枕元にきて寝ていたんですが、場所を譲ってるみたいでした。
最後の最後まで苦しいとか怒ったりとかしない猫で、逝くときもとても静かでした。前々日くらいから、殆ど動けなくなって、ベッドにも自分で上がれなくなって、ああ、そろそろだな、ってみんな覚悟をして、そして、2日後でした。ストーブの前のソファ、そんなに熱すぎない丁度いい場所にタオルをしいて、その上に寝かして。息を引き取った直後、最後に、長く、肺の中の空気を吐き出してサイレンみたいな音を出して鳴いて、本当にゆっくりと、静かな最期でした。
翌々日にペット葬儀を頼んだのですが、どこまでも良く晴れた日で、マメらしいと思いました。ちょうど桃が満開の時期で、桃の花を買ってきて、部屋に飾りました。
めっちゃ不謹慎なんだけど、闘病始まってからずっと険しい顔になっていたのに亡くなって肺の空気が何度も漏れるとき息してないのに表情がついて完全に「ヒェッ!突然目の前にボールが!」っていう時の元気な頃のビックリ顔そのままで、やっといつものマメ顔が見れて嬉しくて写真を撮りまくってしまった
— こじま801 (@801_CHAN) 2018年3月2日
でも最後の最後に、しばらく見れなかったマメらしい顔が見れたおかげで、あの険しい顔じゃなくて、長く一緒に暮らしたビックリ顔の方を覚えてられるなって思った
— こじま801 (@801_CHAN) 2018年3月2日
オシオの時と違って覚悟を持つ時間が長かったのも大きかったんだろうし、最期の三時間撫で続けて穏やかに終わったのも大きいんだろうなあ。オシオの時はいま思ったら火サスみのあるオシオらしい派手な最期だった……
— こじま801 (@801_CHAN) 2018年3月6日
やっぱりごきげんのいい猫だったなーって思う
— こじま801 (@801_CHAN) 2017年9月1日
夜道で出会ったら絶対泣くマン!
生きるのって辛いですね。頑張っていきましょう。
boothで同人誌の販売を始めました
猫を殺す仕事、boothでpdfファイルの販売を開始しました。
500円です。
boothでは、猫を殺す仕事のほかに、801ちゃんの同人誌も販売しています。
図説・嫁とFGOと私 - となりのみかんの星 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
きょうのやおいくじ - となりのみかんの星 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
となりの801さん - となりのみかんの星 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
これから他の本も随時追加していく予定です。
BOOTHのDL販売ものすごく便利でびっくりしてます。
あまりにも便利なので、みなさんもぜひ使ってみて欲しい。
電子書籍化する段階でシステムが用意されてるのに、なんでみんな使わないのか不思議でならない。
kindleでも同人誌の電子書籍販売してます。
booth販売に伴い、猫殺のkindleでの価格も500円に改定しました。
- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2015/11/28
- メディア: Kindle版
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- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2016/12/31
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
なぜ人間は猫を家畜化できたのか
銃病原菌鉄の家畜の条件についてはこっちに分かりやすく書いてます。
orangestar.hatenadiary.jp
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
- 購入: 27人 クリック: 421回
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kindleで電子書籍発売中です
- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2016/12/31
- メディア: Kindle版
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- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2015/11/28
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他、最近のこと
今期覇権アニメ(になってほしい)
今期のアニメ、「宇宙よりも遠い場所」がムチャクチャ面白いので是非観て欲しい。どうあっても見て欲しい。絶対に観て欲しい。女子高生4人が、南極を目指す話で、地に足がついたところから始まる(ご都合主義はあるけれども)丁寧な描写と、南極愛が本当に素晴らしい。
amazonプライムで観れるので是非観て、本当に観て。だまされたと思ってみて。
自分、最初宇宙ものだと思ってたんだけど、南極ものだと知って、急いでみた。南極ものってそれだけで5割マシくらい面白い。
南極料理人も、amazonプライムに入ってるから、これも観て。これと刑務所の中が自分のなかでの2大ごはん映画。刑務所の中を見ると映画をかけながらアルフォートが食べたくなる。願いまーす!南極に伴って、FGOの話をしたいけれども2部序のネタバレになるので、ネタバレ注意エントリを立ち上げてまた書きます。FGOはネタバレ込みの話をしたいけれども、これからプレイする人のためにネタバレにはみんな注意していてるので。
最近買った本
日本現代怪異辞典
- 作者: 朝里樹
- 出版社/メーカー: 笠間書院
- 発売日: 2018/01/17
- メディア: 単行本
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同人誌で「とてもいい本だけれども入手できない」と話題になっていた本。笠間書院さんが一般書籍にしてくれました。ありがとう笠間書院さん。
とてもいい本で、ネットや、おまじない系の雑誌、小学生から高校生向けの怪談本などから集めた怪異の話題を網羅した辞典。パラパラとめくって読んでいるだけでも面白いし、それぞれに出典が書いてあるので時代や媒体によって、どのような特徴があるのかが分かって面白い。
ネット系発の怪談や怪異は、オチが綺麗に決まっていたり、怪異の存在が因果を含めて概念化されているのに対して、ホラー雑誌の読者体験談系のところは、そこらへんのまとまりがなく、変なディテールがあったりして、リアル味がある。頭で考えたのではなくて、実際に体験したり実際に体験した人たちが口で伝えたみたいな雑味があり、それがネット発の怪異譚との大きな差異となっている。
特にスゴイ!と思った怪異に「リンゴゾンビ」というのがある。
「ある学校で体育館にリンゴが落ちていて、少女がそれを拾う。次の日もその次の日も落ちていて、そして、そのたび拾っていた。ある日、拾わないでいると、「ひろえひろえ」と声が聞こえてきて、後ろを振り向くとゾンビがいてリンゴを落としていた。」
というもの。「みんなの学校の怪談」という本に、兵庫県からの投稿として載っていたのだけれども、この、頭で考えていたら出てこないような話というのは、妙なリアリティがある。この少女は、ゾンビ、と言ったけれども、少女から見たらゾンビという概念に一番近いもので、実際は別のものを見たのかもしれない、とか。そういう考えもできる。面白い。
最近はそんな感じです。
boothで同人誌の販売を始めました
猫を殺す仕事、boothでpdfファイルの販売を開始しました。
500円です。
boothでは、猫を殺す仕事のほかに、801ちゃんの同人誌も販売しています。
図説・嫁とFGOと私 - となりのみかんの星 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
きょうのやおいくじ - となりのみかんの星 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
となりの801さん - となりのみかんの星 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
これから他の本も随時追加していく予定です。
BOOTHのDL販売ものすごく便利でびっくりしてます。
電子書籍化する段階でシステムが用意されてるのに、なんでみんな使わないのか不思議でならない。
kindleでの猫を殺す仕事の価格について
それに伴い、kindleでの価格も500円に改定しました。
- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2015/11/28
- メディア: Kindle版
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- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2016/12/31
- メディア: Kindle版
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